「UNITED ARROWS」「BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS」「UNITED ARROWS green label relaxing」等のストアブランド運営でその名を広く知られ、セレクトショップの草分けとして業界最大手の地位を獲得しているユナイテッドアローズ。近年では、OMO(Online Merges with Offline)戦略の強化にも注力。ハウスカードプログラムの刷新に加え、自社ECアプリのリニューアルなど、実店舗とオンラインストア、さらにアプリが一体となった販売体制の構築を推進している。
そうしたOMO戦略の強化をはじめとした、さらなる成長に向けた施策を打ち出していくために不可欠だったのが、データの活用だ。同社では、経営会議のためのレポート作成や、週次/月次の店舗/製品別の売上、キャンペーンなどのマーケティング施策のKPI測定等、様々な場面でデータの活用が行われている。ITソリューション本部 ITサービスプラットフォーム部 シニアマネージャーの江田 拓司氏は、「ビジネスの現況をタイムリーに把握して経営戦略の策定に役立てるだけでなく、主力である店舗販売と急成長を遂げているECサイトの垣根を取り払い、さらなる顧客体験を高めるマーケティング、営業活動を推進していくためにも、データの活用は欠かせません」と説明する。

株式会社ユナイテッドアローズ ITソリューション本部 ITサービスプラットフォーム部 シニアマネージャー
江田 拓司氏